「シーッ、静かにしろよ。保護者を呼ぶのは、当り前だろ」
人差し指を唇にあてて、ワザと冷ややかな視線を送った。
すると、ぷーっと頬を膨らまして抗議の目で返してくる瀬戸。
「湊叶さんのバカ!」
そう叫んで、布団を頭から被ってしまった。
バカでも何でもいいから、早く良くなれ。
それで、また元気に看板娘やってくれよ。
「おやすみ」
小さく呟くように言ったソレは
布団を被ったままの瀬戸に届いたかは分からない。
まぁ……届いてなくても、別にかまわない。
俺が言いたかっただけだから。
蒼汰の後に続いて、そっと病室を後にした。

