訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


瀬戸の包帯に巻かれ痛々しい手が伸びてきて、俺の手にそっと乗せられる。

俺より少し温かい小さな手。



「未来、か……」



一回りも年下のくせに、自分の事より人の事ばかり心配して

それでいて純粋で真っ直ぐに俺を見つめてくる、瀬戸。

コイツといると、何故だか俺にも明るい未来が

待っているんじゃないかって思えるから不思議だ。



「良かったら、私にそのお手伝いをさせて下さい」

「……大人をからかうんじゃない。だけど、気持ちだけは有難く受け取っておく」



コイツの未来は無限大だ。

俺なんかに関わって、小さな島に閉じ籠るなんてもってのほかだ。



「なんで?俺は良いと思うけど――」

「蒼汰、お前なぁ……悪乗りし過ぎ」



瀬戸を焚き付けるような事、言うなよな。

軽く睨んでみたものの、暖簾に腕押し状態。

蒼汰は小さく舌を出して、窓辺から体を離した。