訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


「あとは、蒼汰も知っての通りだ」



俺が島に帰って来て間もなく、祖父は他界し

祖母も後を追うように、亡くなった。


一人残された俺は、この家でどうすればいいのか

なにをして生きていけばいいのか、分からなかった。

かといって、この島で美容師をする気にもなれない。


そんな時、蒼汰に無理やり参加させられた青年会で

近くの神社の祭りを行うことになった。

そこで振る舞った、俺のまかない料理が島の人達に好評で

感謝も込めて、島の人達向けに小さな料理屋を開こうと思ったのが

今のCaféの成り立ちだ。


話し終わって、顔を上げると

瀬戸は、声を抑えるためか枕に顔を押し付けうつ伏せになっていた。

寝返りするのにも、身体が痛いはずなのに――。



「だから、今回の事も元を正せば俺の所為なんだ。すまない」