もしここで、いい成績を残せたなら「結婚」の約束を絢さんにしよう。
その想いも相まってか、その日は凄く調子がよくて
結果、コンテストに見事入賞。
優勝は出来なかったけれど、新人で入賞まで出来たのは凄く名誉なこと。
だんだんと、知名度もあがり指名客も増えていった。
けれど、いいこともあれば悪いこともある。
雑誌やTVにも撮りだたされるようになり、良くも悪くもこの目の所為で
人が集まるようになった。
店も更に忙しくなり、絢さんと過ごす時間はどんどん無くなってすれ違う日々が続いた。
絢さんの変化にも気付かないほどに――。
「その状況にも慣れ落ち着いてきたころ、俺はこれで絢に結婚を申し込めるって思ってた。けれど、絢は違ったんだ」
「それ、昨日も言ってましたよね?どういう事ですか」
昨日、続きを聞こうとしたらはぐらかされた。
この話の続きは、きっと湊叶さんにとって苦しい過去。
青い目を隠す理由にも繋がるのかな――。

