「そんな言い方、酷いです!!」
「絢は、お前を殺そうとしたんだぞ?!それでも、酷いって言えるのか!!」
声を荒げ立ち上がり、その勢いで椅子が床に倒れた。
ガシャンと音が部屋に響き、そのまま静かになる病室。
――え……いま、なんて言ったの?
誰が誰を、殺すって?……。
コンコン……
一瞬、病室の中が静かになった瞬間に、ドアをノックする音。
するするとスライドしたドアから現れたのは、蒼汰さんだった。
「……湊叶。外まで声が漏れてるよ。時間も時間だから、気を付けないと」
「――悪い」
バツが悪そうに口元を抑え、倒れた椅子を直し座った。

