訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


最大限、体を伸ばして先に落ちていく絢さんの体を追いかける。

そしてようやく掴んだ手を、何処にあったのか分からないくらい

強い力で引き寄せ、抱きしめた。

けれど、ホッとしたのも束の間。

次の瞬間には、体中に衝撃と共に激痛が走り意識が遠のいていく。


全てが一瞬の出来事。

自分に何が起きていたのかなんて分からない。

ただ、握り締めた絢さんの手だけは離しちゃいけないと強く思った。


薄れゆく意識の中――脳裏に浮かぶ人影。


――湊叶、さん……。

私、こんなところで死んじゃうの?

まだ沢山、やりたいことがあったのに……。

湊叶さんにも、ちゃんと”好き”って伝えてないのに。

助けて――。