「今からなら、高速船の時間に間に合うだろ。車出すから乗っていけ」 「ありがとうございます。でも自転車あるから、いいですよ」 「そうか?じゃ、気をつけて帰れよ」 「はい」 帰り支度を済ませお店を出ると、意気揚々と自転車をこいで港に向かった。 長い長い1日が始まってるとも知らずに――。