訳アリ店長に”恋”しちゃいました♡【番外編追加】


*-*-*



「ん……あ、れ」



ここ、どこだろう。

見慣れない天井に、畳の匂い。

そっか、昨日は湊叶さんの家に泊まったんだった。

けれど見回しても、彼の姿は何処にもない。


昨日、寝るまで握っていた湊叶さんの手。

私よりも大きくて、少し体温が低い。

でも、その低さが心地よくて……。


部屋の中の時計を見れば、7時ちょっと前。

普段なら、学校にいく準備をし始める時間帯。

夏休みに入ったというのに、体は勝手に同じ時間に目覚めてしまうみたい。

自分の家なら、このまま二度寝するんだろうけど

ココは湊叶さんの家だし、それに彼の様子も気になる。


軽く布団を畳んで、階段を降りた。

だけど、店の座敷にも湊叶さんの姿はない。