ふぅ。
最近は授業もうわの空。
教室の窓側の真ん中の遠藤の席。
あたしは廊下側の一番後ろの席。
アイツの後ろ姿をボッーと眺めてしまう。
アイツの背中が穴が開くんじゃないかな。なんてくだらない事、考えながら。
「苑…。苑っ」
うん?
ふと見ると目の前に担任の前田センセが立っていた。
麻実があちゃーと顔をしかめた。
「佐々木。何を見てるんだ。外になんか居るのか?」
前田センセは軽くあたしの机を教科書でコツコツっと叩いた。
「はっはい、今日はいい天気だななんて」
前田センセは呆れた顔で
「あぁそうか。曇り空だがな」
……。
はぁ。
げっ。遠藤がこっち見て笑ってる!
最近は授業もうわの空。
教室の窓側の真ん中の遠藤の席。
あたしは廊下側の一番後ろの席。
アイツの後ろ姿をボッーと眺めてしまう。
アイツの背中が穴が開くんじゃないかな。なんてくだらない事、考えながら。
「苑…。苑っ」
うん?
ふと見ると目の前に担任の前田センセが立っていた。
麻実があちゃーと顔をしかめた。
「佐々木。何を見てるんだ。外になんか居るのか?」
前田センセは軽くあたしの机を教科書でコツコツっと叩いた。
「はっはい、今日はいい天気だななんて」
前田センセは呆れた顔で
「あぁそうか。曇り空だがな」
……。
はぁ。
げっ。遠藤がこっち見て笑ってる!

