【短編】森田当麻の奇妙な休日



優衣が言おうとする前に、当麻が口を開いた。

「もともと、ネットで噂されてたんだよ」

「……ネット?」

「ああ。俺がひとつの殺人事件を解決したときに、ネットで『名推理で難事件を解決!現代の明智小五郎誕生!』って掲示板に書き込まれた。それから、事件を解決していく度に書き込まれて、噂されて……。そして、今に至ってる。」

じゃあ、原点はそのネットの書き込み。

でも……。

「一体誰がそんなことを?」

「マスターだよ」

「マスター?さっきの喫茶店の?」

優衣の脳内にマスターの紳士的な笑顔が浮かぶ。