当麻がさっさと店内に入って行ってしまう。 「あ!待ってくださいよ!」 優衣も半券を手に店内に入っていった。 店内は、女性客やカップルでいっぱいだった。 この中に当麻が一人で入ろうとしていたのか、と思うと恐ろしくて仕方ない。 当麻と優衣はなぜかカップルと勘違いされ、カップルがたくさんいる席へと案内された。 向かいに座り会話もなく、ただ頼んだアイスがやって来るのを待っていると、 「……ここ、男一人だけの奴いないな」 当麻が周りを見回しながら、呟いた。