【短編】森田当麻の奇妙な休日



「何もバカなことなんて言ってな……」

「早く食べようと言ってるんだ!お前と俺で」

耳まで真っ赤にした当麻が、優衣に顔をそむけたまま言った。

「……へ?」

聞き間違いだろうか。

「……社長と私で食べるってことですか?この半券使って……」

こくんと当麻がうなずく。

顔が真っ赤になっていくのが、優衣自身も分かった。

な、なに、この、どうしようもない、甘酸っぱい気持ち……。