「ほら、佐藤。橘。 社長のお出ましだ。静かにしろ。」 そうこう言ってるうちに、社長が部屋にはいってきた。 静かなオフィスが女性社員のざわめきで消える。 まあ確かに騒ぐのも無理はない。 「青木直人。今日から俺がここの社長だ。 よろしく。」 芸能人顔負けのルックスにすらりと伸びた足。 スーツがよく似合う。 リカなんてもう、開いた口が閉じていない。