「おはよっ。ねおん!!今日はいいことありそうだよ」 そう言って、ねおんの肩をこづいたのは橘 美子。 その人だった。 「あ、美子。おはよう…どうしたの、今日はいつもより3倍増しくらいに機嫌いいじゃない…」 「へへへっ…いいこと教えてあげる! さっきね、日直の仕事で教務室に行ったんだけどさ… そこでちらっと見えたんだけどね、今日ねうちのクラスに転校生来るみたいだよ」 美子はニヤニヤしながら続けた。 「しかも!!男の子だったの」 ねおんの前の席に腰掛けて美子は話し始めた。