「かなり降ってきたなー。こりゃ当分止まないだろうな。
和馬、ダッシュボードの中にCDあるから、何か流してくれよ。」
「おっけーい♪……って、洋楽ばっかじゃんよぉ〜!俺、英語わかんねぇんですけどぉ〜!」
俺達は直人の運転で、焼肉屋に向かおうとしていた。
「てかさぁー、どこの焼肉屋にするよ?どこの焼肉奢ってくれんの〜?」
和馬がニタニタ笑いながら聞いてきた。
「そ…そうだなー。あっ、あそこでどう?あの人魚の噴水んとこの…。」
「おぉ〜いいね!あそこのタレ、ニンニクきいてて美味ぇんだよな〜!」
「そんなに美味いんだ、そこ。俺は行ったことないんだ。」
「めっちゃ美味ぇよ!失神しそうなくらい!焼肉〜焼肉〜♪」
「そんなにか?楽しみだな。てかお前、ヨダレでてるぞ。」
焼肉の話で盛り上がってる和馬と直人を見て、フッと笑みが込み上げてきた。
こいつらいつもこんな調子なんだ。面白いだろ?
「焼肉屋さんに到着〜♪」
10分ほど車を走らせて、お目当ての焼肉屋に到着した。
人魚の石像がある噴水の、すぐ近くにある焼肉屋。
