「お母さん?
心配なのは分かるけど
普通は家政婦とか
女の子じゃ……」


私は、当たり前の
ことを言ってるよね…。


「う~ん。だってね?
3ヶ月の出張で
一緒になる相手で
親友の子供だもの~」


いやいや
理由になってなくないっ?!


「悟くんね?
料理が上手らしいの。
遥にちょうど
いいでしょ?」


「料理くらい…」


「1人じゃ
心細いでしょ…?」

…お母さんに
ここまで
頼まれたら……。


「……分かったよ。
我慢する」


「本当?!
ありがとぉ、遥」


頷くしか
ないじゃないか!