女神の微笑み

そうだ、心から母の幸せを願った思いが、確かにあるのだ。

余命宣告を受けた人間に、幸せを願うのはおかしいことなのかもしれない。

そこには幸せなんていうものは、存在しないのかもしれない。

母が残された後わずかな時間の中で、満たされることは、おそらくないのかもしれない。