しかし母は、アヤを頼った。 アヤには全てを打ち明けた。 例え母が迷っていたとしても、アヤは全てを知った。 知った上で結局、何もできなかった。 アヤの手にはまだ、<ありがとう>と書かれた一枚の紙切れが、握られていた。