病室に、病人として横たわる、ただ一人の女。 <あなたは私の中で生き続ける>とか、そんな綺麗ごとはいらない。 このまま<終われば>、母という、猪狩菜々子という人間が生きた証が何一つとして残らない。 なんだろうね…人一人の人生って…。