「これ…」 あざに触れた瞬間、彼女の目がバッと見開かれた。 「やめて!」 俺の手を振り払うと、荒い呼吸を整えている。 「ど、どした?」 「触らないで」 涙目の彼女の姿を見て、俺はまた綺麗だと思ってしまった。