あなたにもらったモノ。

「あっ、瑠唯ちゃん!」

瑠唯と呼ばれた女の子は...とりあえず、チャラい。
何個もつけたピアス、明るい茶色でクルクルに巻いた髪の毛。濃い化粧。
どうみても、美紀とは釣り合わない...と思った。
でも、人は見かけによらずって言うもんね!うん!

「美紀、なにしてんの?」

「あ!新しいお友達だよ!」

ニッコリ笑う美紀。

「ふーん...名前は?」

「あ、藤崎美紗...です」

こういう人苦手なんだよねぇ...。

「ぷっ、なんで敬語なの」

瑠唯が笑った。さっきは怖かったけど、
笑うと、美人だな。

「あたしは神谷瑠唯、よろしくな!」

「うん!よろしく!」

なんだろう、この人は、苦手意識がないな。

「瑠唯ちゃんはね、中学校からのお友達なの!」

中学校から瑠唯と...以外!