今日から、新学期。みんなきっとドキドキしてるだろう。なのに、私好実は、ただいま走ってます。「高校の、入学式に遅れる!」私は、もっと早く起きれば、良かったと後悔した。
「うわ。」
あちゃ~。転んじゃった!よくみると、スカートが、少し切れてしまった。
「大丈夫ですか?」
ん?なんだ、このいかにも、イケメンです。的な声の、トーン。
私は、顔を、あげた。なんだ?本当に、人間なのか?人形みたいだそ。この、キレイな、顔立ち、スラッとした、スタイル。どこかの国の、王子様ってかんじ。
「大丈夫です。お気になさらず。」
「あ。スカート少し切れていますね。今すぐ、直しましょう。」
「いえ。本当大丈夫です。」
「本当大丈夫ですか?」
イラッ。なに、この人しつこい。
「ですから、んぐっ。・・・」
彼は、私の口に、ハンカチを、押さえ付けた。その後すぐに、私は、眠ってしまった。



今は、何時なのだろう?ていうか、ここは、どこ?例えるなら、ホテルのスイートルームってかんじ。私は、はいった事がないんだけどね。
「あ。起きた?」
見れば、わかるだろ?私は、反射的に、つっこんでしまう。男言葉で。
「なんか痛いところない?」
「はい。大丈夫です。」
私は、あなたに、連れ去られてから、胸が、いたいです。
「私は、どうしてここに、いるのですか?」
「ん?俺も良く分からん。」
あなたが、連れ去ったんでしょ?はぁ。
ガャ。ん?
「あ。きたきた!」
「お、お姉ちゃん!?」なんで、いんの?
確か、数年前に、駆け落ちしたんだよね?
「健介。楽しみにしてるわよ?」
「ん。任せといて。」
な、なんの話?内容分かんないけど、なんか、良いことの事だよね?良いことだ。うん。うん。
「なに、ひとりでうなてずいてるんだ?
面白い奴。」
な、な、なんなのよ~~!