甘い彼。

「さぁ桃、行こうか?」


用意が出来て皆のとこへ向かう。

私を見つけた奏さんが手を差し出すので迷わずその手を取る。

…奏さんのおかげで、私は泣かずにすむんだよね。


「さてと!楽しむ準備出来とるかああ!」


「うるさいよ雅そんなの皆出来てるに決まってるだろう?」


「どこ行くのー?僕的にね、水族館行きたい」


瑠羽ちゃんの提案に皆が賛成して行くところは決まり。


ナカヤマさんの運転のもと水族館へ向かう、

その水族館も、あの人たちと行った場所。


無意識に奏さんから貰ったブレスレットをぎゅっと握る。


「桃、大丈夫だよ、いい思い出になるから」


頭をぽんぽんと撫でて奏さんは手を繋いだまま窓にもたれて寝てしまった。