甘い彼。

ご飯も食べ終わってお風呂にも入った後。


私は奏さんの部屋にいた。


「桃、お風呂入っていたの?髪濡れてる」


おいで、

と私を自分の前に座らせてドライヤーを持つ奏さん。


ぶおーっと、音を立てて髪を丁寧に乾かしてくれる。


んあー…眠くなってきた。


「桃眠くなってきた?」


「んー…はい、ちょっと」


「そっか、なら寝ていいよ勉強教えようと思ったけど明日にしよう」


「そんな…起きてますよ…」


「ふっ、いいよ眠たそうだし…おやすみ桃」


髪を撫でられて余計眠たくなった。


んー…気持ちいい…。


おやすみなさい…。


ふわふわ浮いてる感覚がしたあと、

唇に温かい物が落ちた。


それを合図に私は眠りについた。