甘い彼。

練習しよと言われて連れてこられた場所。


それは地下室で、1面鏡張りの部屋。


「瑠羽〜俺とも練習すっか〜」


後ろから秋良くんと奏さんが来る。


「とりあえず制服でいいよな、秋良」


制服…あ、奏さんと秋良くんも制服だ。


に、似合ってる…。


秋良くんは着崩してて奏さんはきっちり着てる。


ブレザーを脱いで、腰に手を添えてくれる奏さん。


「ん、桃、ここはこうだよ」


奏さんがリードしながら教えてくれる。


右…右…あ、間違った。


「大丈夫大丈夫、ほらここはこうだよ」


私がやりやすいように動かしてくれる。


あ…昔の感覚思い出した。


少しだけやってたんだよね、社交ダンス。


「桃うまいよ、これだけできたら問題ない」