甘い彼。

「ただいまー!」


「ただいまです!」


「奏っちいるー?」


リビングに入る、

けれどそこには奏さんの姿はない。


「んー、まぁいっか!バイトはダンスパーティー終わった後にしよ?」


「うん!そだね〜」


「バイト?桃、瑠羽するの?」


「ひゃあ!?奏さん!?」


う、後ろから…気配消してくるなんて…。


「あはは、ごめんごめん」


びっくりしすぎて固まってる私を撫でながらソファに座る。


そしていつものように私の腰に手を回して膝の上に座らせる。


「学校の近くのカフェで募集してたんだ〜」


「る、瑠羽ちゃんと一緒にやっちゃダメですか…?」


「んー…いいよ」


「え?まじ!やったぁ!」


「ありがとうございます奏さん!」


「うんうん、そのかわり条件として、瑠羽と同じシフトにすること!わかった?」


「は、はい!」


やった!バイトできる!


「ふっふ〜ん!それじゃあ桃っちダンスの練習しよっか」


ぐいっと手を引かれて連れていかれる。


危ない危ない、

奏さんの膝から落ちるとこだった。