甘い彼。

「……桃っちの親友だった愛乃ってやつね…


いろんな人にいじめられてるって嘘ついて相談してたらしい…。


その事を聞いた人達が、広めて…広めて…


それが巡り巡って尾ひれを付けてとても酷いものになったんだよ…


…そして、それは羽凜の耳にも届いた


愛乃ってやつに羽凜どもが聞くと泣いて怖いよ、桃羽がって言ったらしいの


桃っちがそんなこと…するわけないのにね?

あいつらはそれを信じたんだよ…」


涙を流しながら瑠羽ちゃんが最後にぼそりと言った。


"桃っちはそんなのことしない心優しい子なのに…"


どうして私にそこまでしてくれるのか、

どうして私のために涙を流してくれるのか、

…どうして私をそこまで信じてくれるのか、

私にはわからない。


けどこの人達が…私を大切にしてくれてること、それだけはわかる…。