甘い彼。

「桃羽ちゃんなんていい子…!」


「ふふっ、大丈夫ですか?」


「大丈夫だよ桃、秋良の体は頑丈だから」


「うんうん、てゆかコケ方面白いの!

階段踏み外してドスンって!落ちるんじゃなくて階段に座ってるみたいに落ちたんだよ!」


な、なんて落ち方を…。


それからまた階段で落ちたらしい。


今度はゴロゴロゴロと転げ落ちたって。


手を胸の前で十字にして足をピンと伸ばして落ちたのが、

瑠羽ちゃんのツボにハマったみたい。


「ったくよぉ…まぁいいか、それより瑠羽ダンスパーティーペアな」


「忘れてないってばーネックレス貰ったし」


「そうかそうか、それなら…」


秋良くんが奏さんと目を合わせる。


2人が私と瑠羽ちゃんに近づいてきて…。


「「迎えに上がるので、待ってて下さいね、お姫様」」


奏さんと秋良くんが紳士のように膝をついて私達を見上げながら、

手の甲にキスをした。


それを見た周りの女子はきゃーきゃーとうるさい。