私は、キャリーバッグに着替えなどを詰めて駅へと向かった。
修学旅行遂に当日だ。
あれから私と優翔は特に変わることはなかった。
変わったことといえば、お互いに昔のように、望美、優翔、と名前で呼ぶようになったこと。
そして優翔は変わらず私に数学のノートをせがむ。
それから、夕香が私の気持ちを知っているということ。
夕香は、頑張れ!と応援してくれた。
**
「席順ってどうなるんだろうね?」
「大体班ごとに固まるらしいよ」
「えー、私、俊の隣がいいな」
「私は?」
「望美もー!」
「私はついでか」
出発直前、皆が浮き足立ってるのが分かる。
このメンバーで行くのは最初で最後の旅行。それから、修学旅行の雰囲気。
テンションは上がってしまうものだ。
修学旅行遂に当日だ。
あれから私と優翔は特に変わることはなかった。
変わったことといえば、お互いに昔のように、望美、優翔、と名前で呼ぶようになったこと。
そして優翔は変わらず私に数学のノートをせがむ。
それから、夕香が私の気持ちを知っているということ。
夕香は、頑張れ!と応援してくれた。
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「席順ってどうなるんだろうね?」
「大体班ごとに固まるらしいよ」
「えー、私、俊の隣がいいな」
「私は?」
「望美もー!」
「私はついでか」
出発直前、皆が浮き足立ってるのが分かる。
このメンバーで行くのは最初で最後の旅行。それから、修学旅行の雰囲気。
テンションは上がってしまうものだ。