花言葉

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スガの告白を聞いたときには、頭真っ白になった。

アイツの返事を聞きたくなくて、わざと邪魔した。

スガはいそいそと帰った。

「長谷くん」

いつの間にかアイツは俺をそう呼ぶようになった。

昔みたいに、『優翔』って呼んでほしかった。

俺は、その手でアイツを抱きしめた。

昔よりも、望美を小さく感じた。

それは、望美が小さくなったわけではなく、俺が大きくなったからだ。

誰にもやりたくない。
俺のものにしたい。
俺だけを見てほしい。
お前の体に触れたい。
ずっとそばにいたい。



望美、お前が好きだ。