花言葉

私の唯一の救いは、優翔に関して恋愛の噂を聞かないこと。彼女がいる、とかも聞いたことはない。

だからって私が彼女になれるわけではないのだが。


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「え?修学旅行の班?」

「そう!俊たちと一緒でいい?」

「うん、まぁ、いいけど。他には誰いるの?」

「俊と、菅原くんと、長谷くん」

“長谷くん”その名前に、嫌だ!と言いそうになった。

班で行動するのは、2日目と3日目の国際通りだけ。それに、他の人もいるから大丈夫。

とは思っても、少し気まずい気がするのは私だけなのか。

「長谷くんとか、菅原くんは何て?」

「いいって言ってるって」

私は、君の眼中にも入ってないのかもしれない。

気まずいなんて考えてるのは私だけで、あっちからすれば昔ちょっと仲の良かった幼なじみ。今はただのクラスメイト。

「修学旅行、楽しみー」