「告ったの俺からだし、千絵、本当に俺のこと好きなのかな、って不安になってた。ごめん、女々しいよな。幻滅した?」
私は首を横に振って否定を示した。
だって、
「私も一緒」
「え?」
「ヤキモチやいて、不安になってた」
私は、付き合って初めて、樹くんに本音をぶつけた。
樹くんと仲良く話している女の子にどうしようもなく嫉妬してしまうこと、樹くんが私のどこを好きなのかが分からずに不安になってしまったこと。
自分の醜いと思っていた内面を打ち明けるのは、とても恥ずかしかった。
「俺と初めて話したときのこと覚えてる?」
「初めて?」
「1年のときだったかな。ロングの時間にバスケやったじゃん?そのとき、俺、初めて千絵に声掛けたんだ」
「あー、覚えてる」
あれは、入学して1ヶ月くらいしか経ってない頃で、岡本くんが女子にキャーキャー言われてたのを覚えてる。
その話しかけられたときに私は初めて岡本くんの顔を認識した。
カッコいいなぁ、そう思ったのを覚えてる。
私は首を横に振って否定を示した。
だって、
「私も一緒」
「え?」
「ヤキモチやいて、不安になってた」
私は、付き合って初めて、樹くんに本音をぶつけた。
樹くんと仲良く話している女の子にどうしようもなく嫉妬してしまうこと、樹くんが私のどこを好きなのかが分からずに不安になってしまったこと。
自分の醜いと思っていた内面を打ち明けるのは、とても恥ずかしかった。
「俺と初めて話したときのこと覚えてる?」
「初めて?」
「1年のときだったかな。ロングの時間にバスケやったじゃん?そのとき、俺、初めて千絵に声掛けたんだ」
「あー、覚えてる」
あれは、入学して1ヶ月くらいしか経ってない頃で、岡本くんが女子にキャーキャー言われてたのを覚えてる。
その話しかけられたときに私は初めて岡本くんの顔を認識した。
カッコいいなぁ、そう思ったのを覚えてる。
