いつもうるさい教室は、放課後になると何か違う姿を見せる。
誰もいない中、私と彼はふたりだった。
彼、岡本樹くんはジャージ姿で、私は制服を身に纏っている。
昨日の夜、岡本くんから『話があるから明日の放課後教室で待ってて』とLINEが送られてきた。
私は、いつも一緒に帰ってる友達に、先に帰ってて、と言ってこの教室で来るかも分からない岡本くんをずっと待っていたのだ。
私は、鈍感ではない。
これが、告白なのではないか、そういう考えも過っていた。だからこんなに待っていたのだ。
でも、そんなわけない、という考えもある。
だって、彼と私は同じクラスではあるけれど接点はほぼない。
それに、彼はクラスの中心メンバーの1人。頭も良くて、クラス中から頼られる。
私は地味グループの1人。
告白か、なんて考えが過ってしまったこと自体がなんだかおこがましいことなのではないかと思えてくる。
誰もいない中、私と彼はふたりだった。
彼、岡本樹くんはジャージ姿で、私は制服を身に纏っている。
昨日の夜、岡本くんから『話があるから明日の放課後教室で待ってて』とLINEが送られてきた。
私は、いつも一緒に帰ってる友達に、先に帰ってて、と言ってこの教室で来るかも分からない岡本くんをずっと待っていたのだ。
私は、鈍感ではない。
これが、告白なのではないか、そういう考えも過っていた。だからこんなに待っていたのだ。
でも、そんなわけない、という考えもある。
だって、彼と私は同じクラスではあるけれど接点はほぼない。
それに、彼はクラスの中心メンバーの1人。頭も良くて、クラス中から頼られる。
私は地味グループの1人。
告白か、なんて考えが過ってしまったこと自体がなんだかおこがましいことなのではないかと思えてくる。