好きなのに



スッと顔の横にダンディー君( 面倒なので )の手が出てくる。





(大人の男性は扱いが慣れてルなー)





「ひなたちゃんに、連絡してって言っといてくれるかな?」



「あ、わかりました」





近づいてくる顔をよけて、返事をする。



「それでは、」と、頭を下げて門をくぐる。





(やっぱ、敬語は似合わないな、)





生徒玄関を目指して歩くが、周りの視線が痛い。





(イヤ、何!? え、待って。自分だけ制服違うくないか!?)





周りの女子は、ブレザー( ? )ぽい服を着ていて、それはそれは、地味な服装で。羨ましそうに自分を見ている。





(ハッ、羨ましいだロー‼)





でも、何か、一言で言えば、





「相当、浮いてるな」