好きなのに



そんなことには気にせずにトコトコと影山の前を歩く。



大広間の前につけば影山がドアを開けてくれる。パッと視線を上に向ければすでに朝食がならんである。


決まった場所に座れば目の前には自分そっくりの顔がある。





「あぁ~、日菜おはよぉ~」



「おはよ」





お互い視線はがっつり手に持ってる方に向けて挨拶する。





(あっ、今日入学式の挨拶言わないといけなかったわ…)





そんなことを思っていると、スッと自分ではない誰かの手が視界にあるスマホを取り上げる。





「あっ、」



「朝食の準備が出来ましたので、どうぞ」