かるくため息をついて、フルートの雫を切る。
深町が、松之のとなりに寄り「いいねぇ彼女。ホントに出てくれるといいねぇ。
ラズベリー・ベレー、じゃなかった。スカーレットベレーの彼女、か......。」
「彼女」なんて単語を聞くだけでも松之はどっきりとした。
神経が昂ぶっているのが自分でもわかる。
でも.....。
「よかったなぁスカーレットで、グリーン・ベレーだったら外人部隊だもんな。
あ、でも同じかぁ、ゲストヴォーカルで歌うんだったら。外人部隊と。」
なんて、深町がトボケタ事をまた言うので
松之もなんとなく、気分がナチュラルに戻る。
深町は、クワイア・コーラスの面々に勧誘されている諒子に近寄り
「とてもステキでした。僕からもお願いします!あ、そう、今度、セッションの予定
お伝えしたいから、僕にもメール・アドレスを教えて下さい。」と.....。
松之の為に、クアイア・コーラスの面々とメール・アドレスを交換していた諒子のそれを貰う。



