elevator_girl


今日は晴れ。爽やかないい気候.....。

バス通りまで行くと、丁度バスが遠くに見えた。
停留所に立つ。
しかし、信号に阻まれてバスは
見えているのにこちらには来ない。

すこし苛立った松之の視界にふと、郵便ポストが映る。

思考のテンポが速まっていたので
つい、反射的に鞄の中の封筒を思いだし
取り出して、ポストへ入れた。

早く出せば早く届く、と言うものでもないのだが
気がはやっている時、と言うものは
そんなものだ。






招待状を送らずに、夢の内容をメモした紙を送ってしまった事に
松之が気付いたのは、それから数日経った頃だった。


あまり酷いミスに、松之自身呆然とした。

それと同時に、ヘンな内容の手紙を送ってしまった事を
激しく恥じた。


奇妙な夢の内容をメモしたものなんて
受け取った方は薄気味悪いだろう、などと松之は思った。

ほとんど他人に近いような男が、自分の事を夢に見ている。
そんな状況は、ちょっと不気味だろうな、と...............。


詫びを書いた手紙を添えて、今度は本当に招待状を送った。
他に方法もなかったから、そうして送った。