松之は、そこで目覚めた。
ここはどこだろう、?と人事不省に陥っていたが
ようやく、そこが自分のアパートメント・ハウスで
自分がそこで眠っていた事を思い出す。
........。
そう。昨日は....
大学図書館で、紹介状を書いていて
そのまま、持ってきていたんだったっけ。
断片的に、松之は思い出す。
それで、あれこれひ一人で考えていると
どうにも落ち着かず、試験勉強にも身が入らず。
やっぱり誰かと一緒だった方が、気が紛れていいな、と
そんな風に思う、松之だった。
変な夢を見たな、と松之は思う。
諒子とオートバイ。
あまりイメージできないな、と独り言。
僕は、なんでこんな夢を見たのだろう....?
布団に横たわっていた松之は、ふと
和机の上にあるクロックを見た。
クラシカルな機械仕掛けのそれは、短針がⅣ、
長針はⅧ、のあたりだった。
四時か....。
まだ、起きるには早いと思ったが
どうにも眠りにはつけない感じだ。
仕方なく、松之は起き上がり
傍らにある和机に向かう。
その、夢のディテールを忘れない内に書き留めておこう。そう思った。



