Days of wine and roses...
人生には、酔わせてくれるものが必要だ、と言う曲だ。
深町はその曲の意味を、まだよく理解できない。
別に、耽溺しなくたって生きていけるさ、と
若々しい自負を見せながら、敢えて理解しようとしないようにも
見えるが
それは、青年らしい生きるエネルギーが、奔流のように
迸っている様、と言えよう。
「どうした。」叔父は、深町の浮かない顔を察すが
余計に干渉しない。その方が有り難いと信じているからだ。
「うん....。」深町は、叔父にこれまでの経緯を話す。
午後の太陽が、ひざしを投げかけている。
それは、夏、と云うエネルギーを強くメッセージしているかのようだ。
何曲かが流れ、
曲は、"The girl from Ipanema"に変わった。
黙って聞いていた叔父は
にっこりと笑って深町に曲を聞くように示す。



