「なぁ。聞かせてよ。俺のこと好きって。」 「へ、え?」 「婚約なんてしないでって。言えよ。」 そんなこと、出来ないじゃん。 社長のイスなんて、そうそう回ってくることなんてないチャンスを 私の嫉妬で邪魔してしまう。 「好きだけど、章太の将来は潰したくない。 だからそんな無責任なこと、いえないよ。」 好きって、想い合ってたって知っただけでも充分だったとおもう。