行為が終わって、抱きしめられたまま。 私も章太も起きているのに、お互いに無言。 なんだか、急に愛おしいさがこみ上げてくる。 いつも競ってきた、この男が ずっと隣で仕事していた章太のそばにいられないなんて。 今まで考えたこともなかった。 章太は大丈夫だって。 心のどこかで安心してたんだと思う。 だから、今になってからしか 気づけなかったのかな。 章太のことが好きって。