オフィスの中で恋をする



「お似合いだね。

頑張りなよ。章太。」


出来るだけの笑顔。


でも章太はさっきから俯いたまま。


私の酔いも、どっかへ吹っ飛んでいる。


「もし、俺がお前のこと好きって言ったらどうする?」


長い沈黙を章太が破る。


「何言ってるのよ。あなたには、桜さんがいるんだからね?」


喋るたびに私が傷ついてるの、章太は知らない。


その章太の切なさそうな顔を見るたびに


泣きそうになるのを、あなたは知らない。