「妊娠のことは誰にも言わないでください」
「勿論だよー」総さまはヘラリと笑う。
「匠さんにも」と付け足すと、総さまの笑顔が固まった。
「どうして?まだ常務に言ってないの?」
私は表情を強張らせてコクリと頷く。
「まさか…常務の子じゃないとか?」
総さまの問いに思わずズッコケそうになる。
「んな訳あるか!」思わずタメ口で突っ込んでしまう。
「じゃあ、何で言わないの?」総さまは怪訝な表情で尋ねる。
「今、仕事が大変じゃないですか…それに妹さんが駈け落ちして私生活も結構バタバタしてるんです」
「それはまたショッキングだな」総さまは肩を竦める。
「その上、結婚前に匠さんが婚約者を孕ませた、なんて事になったら葛城家の評判は失墜しかねません!」
溜まりたまってた不安を口にしたら、一気に目から涙が溢れた。
「私まで匠さんの足を引っ張っちゃうなんて、どうしたらいいですか?」
総さまはボロボロと涙を流す私を見て困り果てたのか肩で息をついた。
「悪いけど、俺は小森ちゃんが泣いていてもどうすることも出来ないよ」
「そ、そんなあ」
思いがけない総さまの突き放した言い方に絶望してしまう。
「常務の事を考えるよりも、今は子どもの事を考えてあげたら?」
私はハッとして顔を上げる。
「勿論だよー」総さまはヘラリと笑う。
「匠さんにも」と付け足すと、総さまの笑顔が固まった。
「どうして?まだ常務に言ってないの?」
私は表情を強張らせてコクリと頷く。
「まさか…常務の子じゃないとか?」
総さまの問いに思わずズッコケそうになる。
「んな訳あるか!」思わずタメ口で突っ込んでしまう。
「じゃあ、何で言わないの?」総さまは怪訝な表情で尋ねる。
「今、仕事が大変じゃないですか…それに妹さんが駈け落ちして私生活も結構バタバタしてるんです」
「それはまたショッキングだな」総さまは肩を竦める。
「その上、結婚前に匠さんが婚約者を孕ませた、なんて事になったら葛城家の評判は失墜しかねません!」
溜まりたまってた不安を口にしたら、一気に目から涙が溢れた。
「私まで匠さんの足を引っ張っちゃうなんて、どうしたらいいですか?」
総さまはボロボロと涙を流す私を見て困り果てたのか肩で息をついた。
「悪いけど、俺は小森ちゃんが泣いていてもどうすることも出来ないよ」
「そ、そんなあ」
思いがけない総さまの突き放した言い方に絶望してしまう。
「常務の事を考えるよりも、今は子どもの事を考えてあげたら?」
私はハッとして顔を上げる。

