結果的に。
勝ったのはあたしだった。
晃でも音羽君でもなく、あたし。
え、どういうことかって?

あはははは、さすがに引っ張られすぎてイラッっとしちゃってさ。キレちゃったんだわー。

『いい加減にしろや。埋めんぞガキ共』

的な。二人の顔真っ青で超ウケた。
いやー、実はあたしの家ってヤのつく家系だったり、しちゃうんだなぁこれが。いや嘘ですけどね?もしマジだったら吹部なんか入らんわ。嘘が多いとか言わんでね。そういう性分なの。
ホントのあたしの家は音楽一家ですよ。英才教育とか、受けちゃいましたよ。あ、だからパーリーなのかな?

閑話休題。

「で、遊園地ねぇ。ありきたりすぎると思うんだけど」

「だって平日に高校生がうろついてたら駄目じゃないですかぁ」

音羽君と遊園地、なう。