「キャッ、いったぁ~い!もぅ、何もない所で転けちゃったぁ」

シン、と。
一気に場を凍りつかせたのは、小山留美子。
転けたのにガタンとも何とも音がしない、なんてことがあんのかね。

大方あれでしょ、晃と音羽君に『天然な可愛い子』とか思われたかったんでしょ。ミーハーか。
だけど残念。鈍感天然なんて正直鬱陶しいだけなんだな。
ていうかあれなの。鈍感天然ピュアってのは美少女だからギリギリ、ホントにギリギリ許されるだけであって君にはハードルが高いの。
美少女であろうとウザいんだからね?さすがのあたしでもキツイ。
何故チャレンジしようと思ったのか知らないけど、その度胸は讃えてあげようかなーと思う。