思えば、 あれから十数年… 今は尾崎を全く聴くことがない。 私は、気づいていた。 尾崎を聴かなくなったら、多分、1人でも大丈夫なんだ。 と。 世の中の冷たさと 上手くやっていけずに お酒を浴びるように 飲みながら、 尾崎を聴いては 泣いていた、あの過去の私はもういない。 きっと、 もう大丈夫。 私は、強い精神力を 身につけた。