兄は心不全で突然、短い生涯を終えた。
37歳だった。
突然、心臓が止まったのだろう、台所の床に仰向けとなって、倒れている所を同僚に発見された。
司法解剖の結果、死後2日経っていた。
兄は狭い部屋で一人、寂しく
逝ってしまった。
正月に食べる予定だったのだろう、冷凍庫の中には大量の食材が小分けされ、綺麗に保存されていた。
クリスマスにでも食べる予定だったのか、冷蔵庫には豪華な握り寿司が入っていた。
日にちごとに分けた常用薬も
きちんと残っていた。
兄は、生きようと必死に頑張って生活をしていたのだ。
兄の末路に涙が止まらなかった。
こんな最後があってよいものかと涙が止まらなかった。
兄の人生は一体何だったんだろうか。
幸せでしたか?
満足した人生でしたか?
突然、この世を去った兄の
人生を振り返ると、
私は辛くて、悲しくて涙が止まりませんでした。

