「だって、この前、好きな人がいるって、言ってたじゃん! 片想いだって――」
言いかけて自分の言葉にハッと息を呑む。
片想い?
相手の女性には他に好きな人がいて――
じゃあ
あのとき景斗が相談してたのは
全部私自身のことだったの?
景斗が申し訳なさそうに私を見た。
「そのままだよ。嘘はついていない」
「そのままって……」
急に頬が熱を帯びた。
鼓動が走り出す。
なにそれ。急になんで、そんなこと……
景斗は目を逸らして情けなく笑った。
「ごめん、こんなこと言われても迷惑だよね。
HARUさんのこと好きだって言ってんのに、どうしろって話だよね」
自分自身に向けて深い深いため息をつく。
口にしたことを後悔しているのかもしれない。
己を責める景斗の姿を見ていたら、気づけなかった自分が情けなく思えた。
今まで散々、無神経なことを相談して。
どうして景斗の想いに気づいてやれなかったんだろう。
景斗がふと顔を上げた。投げやりにも取れる、痛々しい自嘲の笑み。
「ねえ、ユウさん。
最後にひとつだけ聞いてもいい?」
景斗が私の手を取って言った。
「僕が、HARUさんのものにならないで欲しいってお願いしたら、聞いてくれますか?」
懇願する、真っ直ぐな瞳。
言いかけて自分の言葉にハッと息を呑む。
片想い?
相手の女性には他に好きな人がいて――
じゃあ
あのとき景斗が相談してたのは
全部私自身のことだったの?
景斗が申し訳なさそうに私を見た。
「そのままだよ。嘘はついていない」
「そのままって……」
急に頬が熱を帯びた。
鼓動が走り出す。
なにそれ。急になんで、そんなこと……
景斗は目を逸らして情けなく笑った。
「ごめん、こんなこと言われても迷惑だよね。
HARUさんのこと好きだって言ってんのに、どうしろって話だよね」
自分自身に向けて深い深いため息をつく。
口にしたことを後悔しているのかもしれない。
己を責める景斗の姿を見ていたら、気づけなかった自分が情けなく思えた。
今まで散々、無神経なことを相談して。
どうして景斗の想いに気づいてやれなかったんだろう。
景斗がふと顔を上げた。投げやりにも取れる、痛々しい自嘲の笑み。
「ねえ、ユウさん。
最後にひとつだけ聞いてもいい?」
景斗が私の手を取って言った。
「僕が、HARUさんのものにならないで欲しいってお願いしたら、聞いてくれますか?」
懇願する、真っ直ぐな瞳。



