「なあ、ユウって本名も『ユウ』なの?」
「本名は『夕莉』だよ」
「じゃあさあ――」
HARUはテーブルに肘をついて身を乗り出すと、その甘い瞳で私を覗き込んで囁いた。
「こうやって会ってるときは、『夕莉』って呼んでもいい? そしたら、ゴツい男を思い出さなくて済む」
――夕莉――
それはみんなが見ているゲームの中の私ではない、現実の私。
景斗もイリーナも知らない。
HARUだけの、特別。
「いいよ」
少しだけ熱を帯びた頬を押さえながら、私は頷く。
『ふたりの秘密』に、ついつい顔が綻んでしまう。
もう私とHARUは
ゲームの中だけの希薄な存在じゃなくて
ちゃんと形ある現実として
しっかりこの世界に結びついているんだ。
2人の確かな関係に、私はこの上ない満足感を覚えた。
「本名は『夕莉』だよ」
「じゃあさあ――」
HARUはテーブルに肘をついて身を乗り出すと、その甘い瞳で私を覗き込んで囁いた。
「こうやって会ってるときは、『夕莉』って呼んでもいい? そしたら、ゴツい男を思い出さなくて済む」
――夕莉――
それはみんなが見ているゲームの中の私ではない、現実の私。
景斗もイリーナも知らない。
HARUだけの、特別。
「いいよ」
少しだけ熱を帯びた頬を押さえながら、私は頷く。
『ふたりの秘密』に、ついつい顔が綻んでしまう。
もう私とHARUは
ゲームの中だけの希薄な存在じゃなくて
ちゃんと形ある現実として
しっかりこの世界に結びついているんだ。
2人の確かな関係に、私はこの上ない満足感を覚えた。



