「真ん中じゃあいけないの?」
「いけないってわけじゃないけど、全体のバランスがね。
味を出すにはこうするといいかな」
そう言って、HARUは自分のカメラでお手本を一枚撮影する。
「どう?」
私がHARUの一眼レフの液晶を覗き込むと、斜め横の位置に対象を捉えた、洗練された構図の絵が1枚。
「うわー、なんだかプロっぽい。
ちょっと横にずらして撮ればいいの?」
「分割線を出した方がいいんじゃないかな」
HARUは私のデジカメを操作して、液晶画面を3分割に割るラインを表示させる。
「この交わるポイントに、写したいものを置いてみな」
言われるがまま、私はもう一度花を撮る。
「今度はどう?」
「お! 良いんじゃないか!」
褒められて調子付いてきた。
私は辺りにあるものをぱちりぱちりと写真に収めていく。
しばらく熱中していると、私の背後からHARUの呼ぶ声がした。
「ユウ」
呼ばれて振り向くと
パシャ
振り向きざまの私に向けて、HARUがシャッターを切った。
「いけないってわけじゃないけど、全体のバランスがね。
味を出すにはこうするといいかな」
そう言って、HARUは自分のカメラでお手本を一枚撮影する。
「どう?」
私がHARUの一眼レフの液晶を覗き込むと、斜め横の位置に対象を捉えた、洗練された構図の絵が1枚。
「うわー、なんだかプロっぽい。
ちょっと横にずらして撮ればいいの?」
「分割線を出した方がいいんじゃないかな」
HARUは私のデジカメを操作して、液晶画面を3分割に割るラインを表示させる。
「この交わるポイントに、写したいものを置いてみな」
言われるがまま、私はもう一度花を撮る。
「今度はどう?」
「お! 良いんじゃないか!」
褒められて調子付いてきた。
私は辺りにあるものをぱちりぱちりと写真に収めていく。
しばらく熱中していると、私の背後からHARUの呼ぶ声がした。
「ユウ」
呼ばれて振り向くと
パシャ
振り向きざまの私に向けて、HARUがシャッターを切った。